ママ、ワクワクしよう!社会は「人」でできているからこそ。

先日は、
株式会社ベネッセホールディングス
ベネッセ教育総合研究所
所長 谷山和成様と、
同研究室、
次世代育成研究室
室長 高岡純子様を訪問させていただきました。

P1010687

私たち(社)ワーキングマザースタイル研究所が目指すものに対するご意見も頂けるという、
とても有り難いお時間を頂戴いたしました。

谷山所長からのメッセージの一部にこのようなメッセージがあります。

≪学びが未来を創る≫

(前略)
「学びつづける力」とは、過去の知をインプットして、漏れなく早く アウトプットする受験技術でなく、混沌から仮説や解を導く強さとしなやかさを 有したすべての社会生活に適用可能な汎用的な能力ではないかと考えます。

  (メッセージ全文はこちらにございます)

この所長の思いの通り、
お聞きする内容は全て学びと未来、そしてそれらはつまりは「教育」に一貫しており、
非常に興味深く、また研究所のご姿勢に深い感銘を覚えました。

そして何より感じましたのは、
「社会は人で構成されている」という
至極当たり前のことであったのが不思議でしょうか。

ベネッセと聞けば、
ママであれば利用者でなくとも耳に入ったであろう情報。
ベネッセ個人情報流出事件があります。

私たちは組織という自分より遠くの大きなものを判断するとき、
自分の主観というものを通じてみる他ないものです。

ベネッセといえば○○
マクドナルドといえば○○

もっと広くすれば例えば、

日本といえば○○
中国といえば○○

その「○○」が自分の中の一つの真実となっていくのは、
致し方ないことなのかもしれません。

しかし、
実際そういた組織や肩書きを取って
「対、人(たい、ひと)」として接しさせていただくとき
私たちの前にいたお二方は、
とても真摯に日本の未来について考え、研究し、前進し続けているお二方なのでした。

所長は器が大きくユーモアたっぷりな男性で、
室長は柔和さの中に芯を感じる素敵な女性。

ですが、
それが組織となれば見えなくなり、
国という単位になればもはや個人の存在価値など
見えないようにすら感じることもあるものです。

しかし、組織も社会も、
「人」で構成されていることは事実ですね。


<本質を見抜くチカラ>

「教育とは、本来子供を伸ばすことにありますよね。」
と、谷山所長。

P1010689

所長は、
「教育の本質は子どもを伸ばすことであり、
どんな変化にも対応できる、
どんな問題に直面しても自分で解決する意欲と力を持った子どもにすることが大事であって、定義を守ることが大事ではないですよね」と続けてくださいました。

その本質を見失うと、
ややもすると私たちは「定義を守ること」に必死になってしまうのではないか、とも。

仕事とは?
人生とは?
教育とは?
子育てとは?

その定義そのものが、
社会の変化と共に変わっていく、または、多様化していく可能性が十分にあります。

その時に
自分と違う=異質だということを感じた瞬間に、

それ以上、相手やその対象について知ろうとしないということは、
実は大変に危険なことなのかもしれません。

一つの情報、
一つの出来事、
一つの側面、

それによって自分が抱く感情、
自分が抱いた考え、

それらはほんの一部に過ぎないのに、
その一部がまるで全てだとすることは、
自分の視野を狭めて、
結果として自分で自分の生きづらさを生み出しかねない危険すらあるわけです。

テレビやインターネットで見聞きした情報を
「その会社の全て」と思ってしまうこともそれと同じこと。

確かに組織というのは、
そういった第一印象によって消費者にイメージづけされてしまうことがリスクとしてついてきてしまうけれど、

消費者側として、
一つの側面だけをとって
何かを結論づけるその視点こそ、
実は教育の本質を見失う在り方なのかもしれないです。

親である大人が、
本質をつかんでいくチカラは、
実は、これからの予測不可能な社会を生き抜く子供に身につけさせてあげたいチカラなのかもしれません。

本質がつかめれば、
表面上の変化に惑わされず社会の中で自分らしく生きていけますし、

その生き方を親である私たちがしていれば、
子どもに何か特別なことをしなくても、
子どもはそれを肌で感じていくのだとも思うわけです。

・自分が見聞きした情報は本当なのか
・自分が真実だと思っていることは真実なのか

こういった「当たり前を見直す」ということが本質を見抜くチカラに繋がる。

 そのためには、
五感で感じることが一番!

今回のように、
ベネッセという組織名称ではなく、
中にいる方に会うということで、
まったく違う印象を受けることと同じ。

 日々の中でも同じことあると思いませんか?

・夫はこう思っているに違いない
・上司はこうに違いない

・あの人にこう思われたかも
・きっとどうせこうなんでしょ

そのように、
今まで持っている自分の基準に照らし合わせて先に結論を用意し、
それ以上の別の真実を見ようとしない。

でも、実は自分が思っているそれと、
相手が思っているそれは、
全く違うものなのかもしれません。

それは「直接やり取りしてみて」初めて分かること。
空想の段階で真実は一つもないですね。

変化する社会に生きていくには、
基準や思い込みそのものを常に更新していくことが
実はとても自然なのかもしれません。

だからこそ、
今ある価値観にとらわれず、
異質と感じるものを単純に嫌悪や違和感として片づけないで、

何がイヤなのか、
どうしてイヤなのか、

どうしたら良い関係になれるのか、
どうしたら良い感情を自分の中に生じさせられるのか、

そうやって「考えてみる」こと。

自分の人生にとっての仕事の位置づけ、
ワーキングマザーとしての生き方、
育児のやり方、

どこにも正解のないところに、
「これでいいと思うのです」という仮説を立てて、
それをまずは自信もって掲げてみる。

失敗を恐れずに、やってみること。

基準に合わないことを排除しないで、まずは少し興味を持ってみること。

こういったことをまずは親が試行錯誤していけば、
その親と共に生きていく子どもが必然的にそうなるからこそ。


P1010698

「これからの予測不可能な社会。
子供たちは、異質な人と協調性を持って壁を越えていかなくてはいけないですね。」

そう続けてお話くださった高岡室長が発表された研究結果によれば、
そのために必要なのは、
学ぶチカラであり、
その学ぶチカラは、早期教育よりも生活習慣だという結果が出たそうです。

生活習慣というのは、
自分の考え方の集大成のようなもの。

考え方を変化させる。
生活スタイルそのものを改善する。

そうやった小さな変化を起こし続けることが、
愛する子どものためなのかもしれないです。

私たち研究所では、
整理収納力と思考力は通じていると考えています。

思考力が育つと整理収納力が高まり
その逆も然り。

思考力は「きっと~だろう」「どうせ~に違いない」という凝り固まった考えからは育たないものだからこそ、

自分と異質なものに出会ったとき、
自分が不快な感情を感じるシーンに遭遇したとき、
そこに「なんだろう?」という好奇心を持って考えてみる。
見直してみる。
そうしたら少し世界が広がるのかもしれない。

 

ママ、ワクワクしよう!

目の前にワクワクするものがないからワクワクしないのではなくて、
凝り固まるからワクワクしなくなってしまう。

知らないことを知るって面白いね!
変化することって楽しいね!

そんなスタンスで、
子どもにも接していきたいな。

そんなことも思わせてくれた濃縮された1時間でした。

谷山所長、高岡室長、
貴重なご機会を、本当にありがとうございました。

お二人の掛け合いがとても楽しげで、
その楽しいお二人のご様子が撮れなかったことが残念です!

P1010696

室長よりいただきました貴重な研究結果の資料の一部。

P1010711

この資料には、
日本の未来、そこに必要な教育について向き合っているベネッセ教育研究所の愛がいっぱいつまっていました。

愛がつまった研究結果については
こちらから全て無料で閲覧が可能です。

調査・研究データ

 

最後に、
大切なことだと思うからもう一回繰り返そう。

ママ、ワクワクしよう!

理解できない夫の言動、
自分と違う子どもの性格、
まるでタイプの違う上司に同僚、

そんな時に、

「もーやだ!やってらんない!」の代わりに
「どれどれ、どうしてこんなにイヤなのかな?どうしたらより良くなるのかな。」と
ちょっとした好奇心を持ってみよう。

こんな身近なところからグローバル化に対応していく在り方は、
つくられていっているのですね(笑)

そして、こういったママの姿勢は、
子どもの生きるチカラの根底を支えると同時に、
ママ自身が自分を大事にしていくことになりますよね、きっと!

 

(written by Nemoto Chisato)


2015-05-25 | Posted in コラムComments Closed 

関連記事

一般社団法人ワーキングマザースタイル研究所